2017-02-08
1967年から日本に導入されたアウディ。現在のアウディジャパンが設立されたのが1998年ですから、A3でいうと”8L”、A4でいうと”8D” 通称”B5″、A6でいうと”4B” 通称”C5″ からはグゥーーーッと身近な存在になりましたが、それまでのアウディというと日本国内で現存しているクルマもかなり希少です。
ドイツでは”C4 A6″あたりは結構元気に走っている姿をちょいちょい見ましたが、”Audi Forum”にはそれ以前のネオクラシックアウディが綺麗に保存されていました。
以前から見てみたかったネオクラシックアウディNo.1は、1968年に発売されたアウディ100 (C1)シリーズのラインナップにあったクーペモデル。今で言えば、A7 クーペ 的な存在になるんでしょうか???
A5/A7の美しいデザインはココが原点なのかもしれません。
後ろに写っているのもアウディ100ですが、コチラはアウディ100カブリオレ、他に4ドアセダン、2ドアセダンがラインナップとしてありました。
そして、A4の起点となる 1965 年に発売された F103系アウディ72 です。
ボディバリエーションは、2ドアセダン、4ドアセダン、ヴァリアントがありました。
↑↑↑のアウディ100と共にアウディデザインの基礎を築いた1台です。その後、パワーアップ版のアウディ80/90、ダウンサイジング版のアウディ60 が追加になった後に、1972年 アウディ80 (B1) とバトンタッチされます。
そして、1974年に発売された アウディ50 です。その後、リリースされたVW POLOに先行して市場投入されたモデルで、今で言うところの”A1″の先祖にあたります。
このあたりになってくると当時日本でも見たッという方もいらっしゃると思いますが、”アウディ80 quattro”です。
時代的にカクカクしたデザインの全盛期です。5気筒・quattroというアウディ独自のテクノロジーが開花し始めた時代です。
そして、一気にパフォーマンスカーとして世界にアウディの名を世界に広めたのが、1980年 “アウディ クワトロ” です。当時のアウディ200をベースに 2.1L 5気筒ターボエンジンに、quattroを搭載して、翌年には “Audi Motorsport” を設立してWRC グループ4に参戦しました。それ以降はラリー界では4WDでないと勝てない・・・という時代を造った1台のベース車両です。ただ、市販車は意外とモサーーーッとした加速だった気がします・・・。
そして、↑↑↑の通称ビッグクワトロの改良版、そして過激化するWRC グループBのホモロゲーション取得用として1983年に発売された”スポーツ クワトロ”です。コチラは200台しか生産されなかったのでコレクターズアイテムとなっています。一度は乗ってみたい1台ですッ!!!
そして、そして、↑コチラ↑はアウディの前身の1社である “アウトユニオン製 TypeC ストリームライナー” です。
520psを発揮するV16 スーパーチャージャーエンジンに、この流線形ボディです。なんと1937年製ッ!!! 昭和12年にこのボディデザインッてメチャクチャ凄くないですか??? 最高速は380km/hを記録しています。
展示してあるマシンは1999年に3台製造されたレプリカの1台です。
ちなみに、↓コチラ↓は最高速用として制作されたストリームライナーのベースとなった”TypeC”です。同じく520psを発生するV16 スーパーチャージャーエンジンを搭載しているのに、この細いタイヤで340km/hは出たッというんですからドライバーはホントに命かけのレースだったと思います。
ッということで、今日で訪独ネタも終わりです。明日からはまた普通のブログに戻ります。
< 作業予約状況 >
2017年2月
赤・・・ごめんなさい。ご予約でいっぱいです。
黄・・・作業内容によっては、まだまだ作業可能です。
青・・・ピットに余裕があります。ぜひぜひ宜しくお願いします。
2017-02-06
今日も訪独の続きで、まだ日本未導入のAudiをご紹介です。
まずは、近々に導入される”Q2″です。
“8V A3/S3″と同じ生産ラインに流れている通りベースはMQBシャシの”A3 Sportback”ですが、A3と比べてもポップなデザインと立体駐車場に入るスペックでインテリアのクォリティも◎ですから日本でもメチャクチャ売れそうな予感がします。最初は1.4TFSI FFが導入されると思いますが、2.0TFSI quattroの”SQ2″も近い将来デビューするようです。
↑のようなポップなカラーリングもイイですが、↓2トーンカラー仕様↓ のダークなカラーの組み合わせもSUV感がアップしてコレも◎で、ボディカラーだけでも相当悩みそうです。
そして、↓コチラ↓も近々に導入される”Q5″です。
フロントフェイスは”4M Q7″にそっくりですが、縦横比の違いからコチラの方がシャープな印象でした。また、”8R Q5″と比べてプレスラインがシャープになったこともそう見える理由かもしれません。
サイドからリアもシャープさが強調されつつ、テールランプのデザインはしっかりとQ5らしいデザインが継承されて、”Q5″も売れるだろうなぁ〜
そして、そして、まだ国内導入が決まっていない”SQ7″です。
ドイツ本国では街中でもよく見かけました。ぜひぜひ”TDI”で導入して欲しい1台です。
ちなみに、フロントバンパー本体は”Q7 S-line”と共通でしたので、”AS Sport”ブランドで”Q7 S-line / SQ7用フロントスポイラー”の開発は決定ですねッ!!!
既に日本でも順調に予約が入っている”8S TTRS”です。
今回からロードスターも入ってきます。
前型”8J”みたいにグリルやバンパーASSYのコンバージョンが流行りそうです。コチラも導入されたら”AS Sport”ブランドで”フロントスポイラー”の開発は決定していますッ!!!
リアもしっかりと”TTRS”らしいデザインですが、フロントスポイラーに合わせたアイテムを何か検討しよーーーかなぁ・・・と考え中です。
そして、”R8 スパイダー”です。
“4SA”はドイツ本国でもキャラクター的にもスパイダーの人気があって、”Audi Forum”でも納車待ちのクルマを多く目撃しました。
当店でも既に予約している方も多い”A5/S5″です。
インゴルシュタットの街中でも走っている姿をよくよく見かけました。フロントフェイスは新鮮な印象ですが、リアはこれまでの”A5″が残っていますがNon S-lineバンパーにはグルッとメッキモールが配されているのでその仕様だとエレガントな印象がアップした感じです。
そして、そして、ドイツでは驚くほどカブリオレなアウディを見ました。ココはハワイかッ???と思うほど・・・。
ですから当然”A3 カブリオレ”も人気の1台です。まぁーーーコレは日本には導入されないでしょうね・・・。
後日、日本でほとんどと言っていいほど見ることのないクラシックアウディもご紹介したいと思います。
< 作業予約状況 >
2017年2月
赤・・・ごめんなさい。ご予約でいっぱいです。
黄・・・作業内容によっては、まだまだ作業可能です。
青・・・ピットに余裕があります。ぜひぜひ宜しくお願いします。
2017-02-05
ドイツ3日目はインゴルシュタットにある Audi AG 本社 からスタートですが、まずは本社向かいにある”Audi Forum Ingotlstadt”の見学から・・・。
アウディディーラーでミニチュアカーがグルグルと回るディスプレーを見たことがある方も多いと思いますが、ココにあるのは1/1のタワーです。逆にコレをモチーフに各ディーラーのディスプレーが設計されているそうです。
Audi歴代モデルの多くが展示されていますが、モータースポーツ界で活躍したマシンも綺麗な状態で保存されています。
< Audi Sport quattro S1 >
< Audi 90 quattro IMSA-GTO >
< Audi V8 quattro DTM 1990 Ver >
“Audi Forum Ingotlstadt”をグルッと見学した後は、本社裏にある工場を見学させて頂きました。・・・が、ココは流石に撮影NG。”8V A3/S3 Sportback”と”新型A5/S5 Sportback”の生産ラインでしたから午後イチまでの予定がじっくりと見ていたら夕方になっていました。
そして、前日と同様にノイブルの”Audi Sport”に移動です。”Audi driving experience center”用のR8もズラッと整備待ち状態です。
今回のトレーニングメインの”Audi RS3 LMS “の各部をチェックしたり、ミーティングしたり3日目のスケジュールも終了です。
4日目はインゴルシュタットから250km離れたネッカズルムに移動です。ココではA6/A7/A8/R8の市販車を生産しています。
本来の目的は”Audi R8 LMS”を組み立てている工場でのミーティングでしたが、ココは完全極秘扱いなので工場の外観画像もありません・・・。
ッということで、市販車生産工場に隣接する”Audi Forum Neckarsulm”をご紹介です。
各フォーラムでは工場で生産された新車をそのまま納車できるのも特徴です。予約しておけば、ディーラーではなく、ヨーロッパ各地のナンバーを装着して生産したて新車を乗って帰れるッというシステムです。
“Audi Forum Ingotlstadt”はクラシックモデルとモータースポーツモデルがメインでしたが、”Audi Forun Neckarsulm”は1965年以降のネオAudiの展示がメインです。
旧型車の部品供給などを目的とした”Audi Tradition”システムがヨーロッパでは始動していまして、今後は日本でも一部のサービスを受けられるようになると思います。
5日目以降はちょっとドイツを離れて・・・。まずは飛行機でベルギーに。
ベルギー ブルッセル から フランスパリまでは 高速鉄道 TGH で移動です。
そして、パリに到着。
今度は 高速鉄道TGV に乗り換えて乗り換えて、ルマンを通過して 西フランス まで移動です。
西フランスに到着です。
ココでは”Audi RS3 LMS”に搭載されるシーケンシャルミッションのテクニカルトレーニングを受講です。
完成状態のミッションを一度バラして、再度組み立てをしたり、調整方法などを教わったりします。コレを受講することで、これまでの”R8 LMS”と同様に当社で”RS3 LMS”を正式にメンテナンスすることが認められます。
ッということで、1weekのテクニカルトレーニング出張も完了。
今シーズンも “SuperGT シリーズ”、そして 新たに “Super耐久シリーズ” に参戦するAudiをサポートさせて頂きます。
まだ日本未導入のAudiなども撮ってきましたので、そのあたりは後日ご紹介したいと思います。
< 作業予約状況 >
2017年2月
赤・・・ごめんなさい。ご予約でいっぱいです。
黄・・・作業内容によっては、まだまだ作業可能です。
青・・・ピットに余裕があります。ぜひぜひ宜しくお願いします。
2017-02-01
ドイツ2日目はAudi AGあるインゴルシュタットから30分ほどのノイブルにある”Audi Sport”に・・・。
ココには DTMやWECなどのマシンを手がける “Audi Sport ファクトリーレーシング”、R8 LMSやRS3 LMSのマシンを担当する “Audi Sport カスタマーレーシング”、そしてテストコースを使った “Audi driving experience center” があります。
巨大なファクトリーは、手前が “Audi Sport カスタマーレーシング”、奥が “Audi Sport ファクトリーレーシング” が入っています。内部は撮影禁止ですが、1Fはトランスポーターがダァーーーと何台も格納されていてレースから戻ってきたトランポから荷物を降ろしたりレースに行くトランポに機材やストックパーツを積み込んだり、納車前のレーシングカーがこれまたダァーーーと準備されていたり、全てのパーツが50m以上もあるパーツ庫にキッチリと保管されていたりッと全てのスペースが圧巻の風景です。ちなみに、2F・3Fはオフィススペースだったり、旧型のパーツストックになっています。
そして、目の前は広大なテストコース!! この時期は凍結しているので使用していないことが多いそうですが、春〜秋にはレーシングカーがテスト走行したり、完成したレーシングーカーを出荷前にチェック走行したり、”Audi driving experience” が行われたりッと常にアウディが走っているそうです。ちなみに、オフロードテストコースやオーバルコースもありますが、外周の一般道からは丸見えだったりします・・・。
そんなテストコースを目の前にしてミーティングです。
弊社が担当させて頂いているのは “Audi Sport customer racing” がリリースしている ↓R8 LMS & RS3 LMS” の2台です。
今回は特に “RS3 LMS” のテクニカルトレーニングを受講するのが一番の目的です。再来月には日本にも届く予定のレーシングカーですが、なにせ現車を見るのも初めてですから・・・。昨年12月から既に15台がチームにデリバリーされて、現在 世界中からトータル60台以上のオーダーを受けているッて言いますから人気のレーシングカーです。
スペックや操作方法などなど・・・朝から夜までトレーニングが続きましたので、終わった時間には広ーーーい田園風景の中に↓こんな感じ↓に綺麗にライトアップされてコマーシャルにも使えそうなロケーションです。
トレーニングは熱いディスカッションになる場面もありましたが、外気温はマイナス10度以下になりますから乗ってきたA4もツララになります・・・。
また、明日もドイツからアップします。
※ 1/29〜2/5 はドイツにて”Audi Sport customer racing”テクニカルトレーニングのため、ご予約を頂いている作業のみの対応となります。お問い合わせのご返答にもお時間の要する場合があります。また、2/4は臨時休業となります。ご迷惑をお掛けしますが、どうぞ宜しくお願いします。
< 作業予約状況 >
2017年2月
赤・・・ごめんなさい。ご予約でいっぱいです。
黄・・・作業内容によっては、まだまだ作業可能です。
青・・・ピットに余裕があります。ぜひぜひ宜しくお願いします。